2009年06月23日

北朝鮮問題の今後。日本人の覚悟はいいか。

核実験(成功)にミサイル発射準備と、北朝鮮問題はつける薬がない状態。

そんな中、後継者の金正雲の写真騒動(そっくりさんのネットの写真を誤報した)によってマスコミの北朝鮮関連人脈のレベルがそれほど高いものではないことが判明。

一方で中国、ロシアの出方が少々気になる。
金正男は中国に亡命しようとしているのかしていないのか。おそらく中国としては北朝鮮の現体制を壊した後にこの長男氏を頭に据える、というオプションも用意しているような気がする。つうか俺ならその準備はやっておく。

しかしあの金に不自由していない、自由な生活を送っている当人がそういう中国の誘いに乗るかというと、まあ乗らないだろうなぁ。北朝鮮国民の正男の知名度もほとんどないみたいだし。


本来なら北朝鮮への対処として、米軍が軍事攻撃をするという段階までいたっているはずなのだけど、前大統領のブッシュがアフガニスタンとイラクで無意味な戦争をおっぱじめて泥沼化してしまった以上、これ以上戦争をする余裕はアメリカにはない。

見たい情報だけを見たブッシュと、情報を捏造したCIA、その結果が本当に危険だったイランと北朝鮮への軍事オプションを潰したという現実。ブッシュとCIAの失策の結果はあまりにも重い。


結局のところ、世界はあまり強硬な手段をとることが出来ない。
今の段階では海上での臨検も行わないだろう。やったが最後、戦争まで突き進むことになる。
現在の北朝鮮は戦前の日本と同じ。生命線を断たれつつあり、自暴自棄の戦争を始めても不思議ではない。
今の段階で日本が突出して臨検を行うなどの行動はむしろ控えるべきだろう。北朝鮮へ、最初の攻撃目標として日本を設定する口実を与えることになる。日本だけ突出して強硬な行動をとっている場合、諸外国も日本を助ける動機に欠ける。

やるなら確実に戦争に勝てる状況を整えてからやるべきである。
日本は機材面から敵基地攻撃能力をもてない現実がある。そんな訓練も行っていない。単独での戦争開始は犠牲を増やすだけである。

整えなければならない環境は、
・米国や韓国との連携が得られること。
・中国、ロシアの介入を招かない状況が作られていること。
の2点である。
この状況を整えないまま紛争を始めてしまったら、中国はドサクサ紛れに尖閣諸島を占領する可能性があることに留意すべきだろう。

また、対核ミサイル防衛に関しては、MD一本に頼っている状況を改善する必要がある。
搭載されているのがプルトニウム型なら撃墜で被害は最小限に抑えられるが、ウラン型の場合、撃墜すると核爆発が起きる。現在北朝鮮は小型化なしで日本を狙えるロケットの開発に成功していることに気をつけるべきだろう。

もしも北朝鮮がクレバーで、核ミサイルをEMP爆弾として扱い、成層圏で爆発させる事を選択した場合、日本国内の相当広い範囲(少なくとも半径100キロメートル以上)の経済活動を麻痺させることが可能になる。コンピュータ、携帯、電話、テレビ、ラジオ、走行中の車、電力供給、水道、都市ガスが停止する。ただし機能が停止した病院以外では人は死なない。
その場合の行動マニュアルは現段階で作成されてはいないはずである。

北朝鮮が核ミサイルを造り、発射したとして、その標的として想定されるのは、東京、沖縄、大阪、名古屋、福岡が上げられる。特に経済的ダメージを大きく与えられる東京と、在日米軍の半数が集中する沖縄は最優先標的となる。

現在無邪気に北朝鮮への強硬路線を主張する人々が多いが、果たして彼らは自らの死や被曝を現実のものとして受け入れる覚悟が出来ているのか。どうも怪しい。
posted by 海風 at 01:03| 危機管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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