2009年04月02日

北朝鮮関連ニュース2点

北朝鮮、発射基地近くにミグ配備…韓国・聯合ニュース
2009年4月2日(木)20:03 読売新聞
【ソウル=浅野好春】韓国の聯合ニュースは2日、消息筋の話を引用し、北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射準備の一環として咸鏡北道・ 舞水端里 ( ムスダンリ ) の発射基地近くにミグ23戦闘機を移動、配備したことが確認された、と報じた。

 韓国政府は何らかの戦術的意図があるとみて、状況を注視しているという。

 聯合電によると、咸鏡北道の人民軍空軍基地を拠点にしたミグ23飛行大隊が、舞水端里近くの 漁郎 ( オラン ) 空軍基地に移動した。移動日は不明。
 発射基地周辺では2003年3月2日、漁郎基地から飛び立った戦闘機ミグ23、ミグ29各2機が、日本海上空を偵察飛行していた米軍の電子偵察機RC135に接近し、二十数分にわたり威嚇したことがある。

移動したのが何機程度なのか不明だが、これは北朝鮮の領空に入らなければ問題ない。
今回の発射を邪魔しないでくれという北朝鮮の必死のお願い行動と読み取れる。
こちらがあえて領空侵犯まで踏み込む必要は無い。北朝鮮領空の限界まで近づく必要もなし。監視機に戦闘機の護衛をつけるくらいはしても良いが、米軍はおそらくやらないだろう。沖縄に展開していたF-22もグアムに引き返したし。

日本の「重要対象」に報復も=ミサイル迎撃なら−北朝鮮軍が警告
2009年4月2日(木)16:30  時事通信
 【ソウル2日時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は2日、同国が「衛星」打ち上げと称して発射準備中の長距離弾道ミサイルついて「日本が『迎撃』行為を行うなら、展開された迎撃手段だけでなく、重要対象にも断固たる報復の攻撃を加える」と警告する「重大報道」を発表した。朝鮮通信(東京)が伝えた。

 また、米国がミサイルを迎撃しない方針を示したことに触れ、「われわれの衛星打ち上げに対する立場を明らかにした以上、展開した武力を速やかに撤収すべきだ」と求めた。
これはいつも通りの虚勢。毎回同じ事言ってる。ロケットの軌道監視、公開された軌道からそれた場合の迎撃に関しては予定通り迎撃で問題なし。
仮に「重要対象」に北朝鮮が攻撃を仕掛けてきたのなら、それは日米韓に対する戦争に発展し、北朝鮮の体制が崩壊する事を意味している。

また、「展開された迎撃手段」に対する攻撃に対しては、自衛隊の装備でも防衛可能。またこれを実際に行った場合、米軍によるノドン発射台への爆撃まで発展する可能性が大きく、北朝鮮はこのオプションも取れない。

さて、「重要対象」への攻撃は、制空権が取れない以上、ノドンミサイル以外のオプションはほとんど考えられない。あの体面を重んじる国がテロ攻撃を実行するとも思えない。成功しても失敗しても北朝鮮の体制が滅びるのは確実。

そもそもノドンミサイルによる攻撃自体、考えられないが、仮にあったとしても核兵器は技術的に搭載不能。化学兵器、生物兵器は北朝鮮の確実な消滅が約束されるだけなのでこのオプションは取られる可能性は更に少ない。自暴自棄になっているなら話は別だが。そこまで狂っている様子も無い。
配備されているノドンミサイルは100〜350基。精度も狙った点から半数が落ちる範囲の半径が2.5kmと荒いため、どこに飛んでくるか分からないという難点はある。標的は沖縄本島及びその他の米軍基地、東京、大阪の3箇所。他の地域は心配無用。高々300発程度のものを今回の機会で使うとは到底思えない。反撃のリスクに対して、攻撃の成果とコストがあまりに不釣合いである。

仮に飛んでくるとしても、通常弾頭である限り、基本は屋内待機。直撃しない限り死ぬことは無い。どうしても安全が確保したければ避難場所は地下鉄が最適。無ければラジオなどを持ってマンホールの中へ。ただしマンホールが浅い場合は意味が無いのでそのときは諦めて屋内へ(臭いしね)。あるいは大きいビルの一階、ガラス片が飛んでこないような場所も安全。ただし避難しているビルに直撃したら速やかにビルの外へ脱出すべき。

それにしても、騒ぎすぎの感がある。北朝鮮も吹け上がりすぎ。
posted by 海風 at 23:07| 危機管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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